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イオンにて

仙台発「あそびの学校」は、親子で楽しむ造形教室のような形で、月1回イオンの特設会場で実施しています。毎回60名分用意したいろんな材料で遊びます。父親の参加が多いのはこのごろの流れで好ましいと思っています。期待しすぎて一生懸命やらせようとする母親、指導者以上に楽しんで子供を見守る頼もしい母親、おじいちゃん、おばあちゃんも参加して賑やかです。はじめはとまどっていたこども達も10分もたつと、それぞれユニークな作品をつくりだします。終るころには、笑顔で「ありがとう!」と言ってくれるようになりました。  いっぽう私のアトリエでは、こどもだけなので、それぞれが自分の好きなテーマで製作します。あっちむいたりこっちむいたり、床に座りこんだり、イーゼルに向かって真剣に描いたりで全く様子が違います。 イオンのように親子で参加の場合は、コミニケーションの一端としての活動が主です。たまに困っている親ごさんがいます。「どうして、この色塗らないの?」とか「この形は・・に見えるでしょう。だからそうやって作りなさい」とこどもに一方的に要求すると、こどもは納得できません。親のほうも、自分は何となくいけない。と分かっています。そこで、こどもが使いたい材料で好きなようにぬってもらうと、作品の中に必ず良いところが出てきます。それに親ごさんが気づいて ドキドキして下されば、”言うことなし”です。
by ten1945 | 2006-06-16 21:39 | 美術教育


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